【演劇】『ミュージカルwishゲネラルプローベ』千秋楽大盛況のうちに終了

2025年8月8日から11月29日にかけて、約3か月にわたり公演された舞台作品『ミュージカルwish ～Generalprobe～』。

本作はショークリエイティブデュオ「まとまよ」によって制作され、clusterを中心にVRChatにも舞台を広げ、11月29日には「Deep-Tech CORE SAPPORO」でリアル公演が実施されるまでになりました。

VRとリアルを横断する形で展開された意欲的なミュージカルは、2025年11月29日のcluster・札幌リアル会場での千秋楽で大盛況のうちに幕を下ろしました。

ほぼ満員になったリアル会場

エレベータから降りると「まとまよ」のポスターとチラシ、少し奥に行くと大きなスクリーンに映し出された公演のサムネイルが輝き、近未来的な会場と相まって本公演の意欲的な取り組みを体感させた。

リアル会場であるDeep-Tech CORE SAPPOROには20席ほどが用意され、ほぼ満席となり、『ミュージカルwishゲネラルプローベ』の注目度の高さを物語る。

公演終了後には30分程度、リアル会場と出演者の交流時間が設けられた。会場にはVR機器が用意され、それを装着することで、演者と直接交流できるという意欲的な試みが実施された。VR機器を付けたことがない参加者にとって、目の前の演者と交流できるという体験は何にも代え難い時間になり、言葉を失う者まで。

昨今clusterやVRChatでは劇団が次々と立ち上がり、公演数も増加している。その中にあって、『ミュージカルwish ～Generalprobe～』のリアルとVRをつなげた先進的な取組みはより高い注目を集めた。

現実世界の制約を超え、空間を自由に拡張できるVR演劇をぜひ体験して欲しい。